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【アニメ】汚い?『クロスアンジュ』の評価や感想、その後の考察

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アニメ
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アニメの概要、あらすじ

『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』は2014~2015年に2クールで放送された。制作は『ガンダムシリーズ』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』で有名なサンライズ。皇女だった主人公が、生まれ持った能力が原因で、社会から追放・隔離されて非人道的な管理を受ける。過酷な環境から不撓不屈の精神で立ち上がる、いわゆる貴種流離譚。「汚い」と称される過激な描写で話題になった。

解説:貴種流離譚

貴種流離譚とは、特別な出自を持つ「貴種」の主人公が、その身分に相応しくない環境で「流離」して、真に尊い存在になるという物語の類型だ。例えば、『コードギアス 反逆のルルーシュ』も皇族の主人公が、皇室を離れて「反逆」するなど紆余曲折の末、最終的に尊い結末を迎える。古典ではギリシア神話『オデュッセイア』などにも見られる。

感想、評価★★★☆☆

オマージュを堪能できる

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第3話より

本作が影響を受けていると言えるのは、『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、そして『コードギアス 反逆のルルーシュ』だ。戦闘シーンはガンダムを思い出させるシーンが多い。コードギアスとは、主人公が皇族であり車椅子の妹を持つことや、全てを失い被差別者と共に戦うという共通点がある。スタジオ・ジブリの要素も多い。共通点を探しながら見ると面白い。

1話の問題のシーンなどの過激な描写

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 1話より

『クロスアンジュ』を一躍有名にしたのは、1話の問題のシーンではないだろうか。アルゼナルに送られたアンジュは、身体検査と称した洗礼を受ける。詳細は描かれていないが、花よ蝶よと育てられた皇女にとって、一糸まとわぬ姿で拘束されて辱めを受けるというのは衝撃を受けたに違いない。本作の方向性を決定づけた場面だが、2話以降も問題のシーンは続く。「汚い」という言われる魅力の一つだ。

なお、「身体検査」の内容については、意味深な臀部の下の血や、ジルのいやらしい手つき、アンジュの体の痛々しい傷跡から察するように。

汚い?いや生々しいキャラクター

生々しいキャラクターも「汚い」理由の一つだ。アルゼナルは女性しか存在しないせいか、女性同士の夜の営みを仄めかす描写も多い(余談だが、集団内で性が偏ると異性のような立場になるという例は人間や動物に多く見られる)。新人のアンジュが気に入らなければ「いじめ」を行う(アンジュも傍若無人で身から出た錆とも言えるが)。人間らしい表現を忌避せず描くというのも、ある意味で誠実だ。

主人公の強烈な個性

本作の一番の見所は、主人公アンジュの生き様だ。上述のような過酷な環境に置かれても、折れることなく反抗する、男気溢れる性格に惚れてしまいそうだ。これほど「強い」女性は今までになく、アニメ史に煌々と輝くキャラクターだ。アンジュの存在だけでこのアニメを見る価値がある。

考察

その後について

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 最終話より

戦に勝利したアンジュたちはドラゴンたちの世界に渡り、アンジュは「国を創る」と言う。男はタスクしか居ないが、歴史を紐解けば一人で多数の子孫を残したチンギス・ハーンのような例もあるので、何とか「アダム」として暮らしていくと思われる。また、汚染源のドラグニウムは、長年のドラゴンによる浄化で解決したのであろう。なお、EDで描かれた数多く残る人々や施設を見ると、時空融合から開放されて全て「元の姿」に戻ったようだ。

マナのあった世界の方は、アウラの喪失によりマナ・システムも壊滅した。シルヴィアのように逞しく生きるものもいるので、残された人々は崩壊した文明を築き直していくのであろう。

自ら考えるということ

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 最終話より

『クロスアンジュ』のテーマは自ら考えるということだ。マナが使用できる人々は、エンブリヲから与えられることに慣れ、自ら考えることを放棄してその正しさを省みることもない。その結果、ノーマというだけで、暴力的で反社会的として迫害するという差別と偏見が生まれた。また、終盤、自分を捨ててエンブリヲに「飼われる」ことを選択した、サリアやエルシャ、クリスは散々な目に合う。徹頭徹尾、自ら何をしたいかを考えて、自らの意思で駆け抜けたアンジュには尊敬に値する。

まとめ

「与えられることに慣れ、自ら考えることを放棄した」と言われて、身近な例で思い当たるのが仕事だ。上司から与えられた仕事をするだけになっていないだろうか、自ら考えて動くことができているだろうか。親や社会で考えることもできる。自分を誰かに託す「空っぽ」の生き方ではなく、あるべき姿を確かにして、アンジュの男気、いや「漢気」溢れるような生き方をしよう。

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